高齢猫のトイレ事情 | 札幌市清田区の動物病院 すぎうらペットクリニック

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高齢猫のトイレ事情

トイレはいくつ用意していますか?

猫のトイレにはどのようなものを使っていますか?

ネコ砂は何を使っていますか?

 

ネコは泌尿器系の疾患の多い動物です。膀胱炎、尿石症、慢性腎疾患などで来院された場合には上記のトイレのお話をするようにしています。

 

猫のトイレに理想とされているのは・・・

・猫の数+1つあること。猫が2匹いたらトイレは最低3つ。置き場所にも配慮してあげて下さい。あまり人目に触れない物陰で、静かなところがいいようです。

・トイレはできるだけ大きいものを。猫が排尿・排便するときにからだがはみ出したり、枠に手を掛けてしているときは「トイレが小さすぎる」と文句を言っているときなんだそうです。可能な限り大きくしてあげて下さい。また蓋のあるもの、ないものなども猫の好みを探してあげるといいですね。原則蓋がない方が猫は好きだということですが、複数のトイレを置くときに蓋のあるものとないものをおいてどっちをよく使うか観察してあげて下さい。うちの子の好みがわかればトイレを全部揃えてあげればいいですね。

・ネコ砂もいろいろなものがでていますね。ツブの細かいもの、大きいもの、材質なども好みがあります。原則ツブが細かいほうが好みなことが多いようです。うちの猫はおからの砂を食べようとしますが、そういう場合は素材もちゃんと考えて用意しないといけません。これもいろんな砂を使ってみて好みを見つけてあげるのがいいですね。

 

トイレを我慢してしまうことが泌尿器系の病気の一つの原因と言われていますから、快適なトイレを用意してあげるのが一番です。

 

トイレの回数は泌尿器疾患をチェックする一番簡単な方法です。若いネコちゃんは1日1〜2回の排尿が普通ですが、腎臓の機能が低下すると(他の病気でもありますが)排尿回数が増えます。これに気づいてあげると腎臓の疾患を早期に発見して対応してあげることができます。「歳だから」排尿回数が増えるのではありません。病気で増えるのです。

 

うちの猫が使う砂を買いに行ったらこんなのがありました。

img_0704猫は高齢になるに従い腎臓の機能が低下しやすい動物です。

腎臓の機能が低下すると「尿の濃縮能が低下」して「薄いおしっこ」を「たくさん」するようになります。

だから「尿の加齢臭」ということはなくて、むしろ加齢により「尿の臭いが薄く」なるわけです。

 

「猫砂を変えたら臭いがなくなった」だけならいいのですが、「加齢により尿の匂いが薄くなってきた」可能性も考えなければなりません。

尿の回数が増えていたらなおさらです。

 

お宅のネコちゃんは大丈夫ですか??

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