犬と猫の栄養 | 札幌市清田区の動物病院 すぎうらペットクリニック

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犬と猫の栄養

みなさんは犬や猫の食事にどのようなものをあげていますか?

 

来院された方にアンケートを取ってみると・・・

・ドッグフードやキャットフード
・それに犬・猫用として売られているおやつやふりかけのようなものをかけている
・肉や野菜を混ぜている
・手作りで作っている

というように、いろいろなパターンがみられます。

もっと以前は
・人間の残り物をあげている
・ジャーキーしか食べない

なんて極端なこともありましたが、さすがに最近は見なくなりました。

 

ドッグフードはドライフードでも缶詰でも、「総合栄養食」と書かれているものについては基本的には最低限の基準をクリアていてそれと水があれば通常は大丈夫というものになります。同じ総合栄養食でも価格に大きく幅があるのは、原材料の違いであったり製造過程の差だったりブランド名だったりするので同じ総合栄養食でもピンからキリまでありますが、とにかく最も主食にする必要のあるものです。

ちなみに、いわゆる半生状のフード・・・柔らかい粒状のフード・・・は、総合栄養食であってもお薦めはできません。

また、品質管理がきちんとしているかどうかわからないようなフード(日本語パッケージのものもあるのに、英語表記の袋に日本語のシールを貼り付けただけ・・・といったような)は、そもそもの品質が良くても保管状態が信頼できないのでおすすめしません。

 

当院では、ある程度品質がきちんとしているドライまたは缶詰のフードに振戦な水・・・という食生活を推奨しますが、健康な子であれば多少のトッピングは許される範囲かもしれません。ちなみにこの場合の「健康」は「元気そうに見えて食欲もある」という意味ではなく、きちんと定期的な健診をして「本当に健康である」ことが確認されているこという意味です。健診の結果によって「食べてはいけないもの」がある場合もありますから、それは健診の結果を見て獣医師にご確認ください。

ドライフードの場合、開封後1ヶ月以内を目安に食べきるようにしてください(本当は1週間程度で使い切れるような小袋のものがいいようです)。

 

いまだに一定の人気がある「手作り」は、当院ではおすすめしていません。手作りされている方に詳しく聞いても、ほとんどのかたが「炭水化物・蛋白質・脂質」のバランスも「なんとなく」「人間の食べ物に準じて」ということが多いです。

しかし、人間と犬、猫とは必要な栄養バランスが全く違います。
人間の食べ物を犬や猫にあげると、こんなに栄養バランスが偏ってしまうそうですよ。それでも手作り食をあげ続けるメリットは全くありません。

それから、お腹を壊した犬や猫に「おかゆ」や「いも」「やさい」をあげる人がびっくりするくらい多いです。犬や猫にとってこれらのものは「消化の悪い」ものです。変なものを食べさせて状態を悪化させる前に、病院にご相談ください。

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