成長期 | 札幌市清田区の動物病院 すぎうらペットクリニック

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成長期

犬と生活を始めたばかりの人が来院した際、どんな状況で生活しているのかを病院ではお伺いします。

子犬をペットショップで購入した方の場合、結構多いのは「食事はドライフードを15粒ずつあげてます・・・3週間」といったもの。子犬は日に日に大きくなっていくのですが、ペットショップで「15粒を朝晩」といわれてそのままあげているパターン。毎日の成長に合わせて増やしていってあげなくてはならないのに、そのあたりをきちんと説明しておいて頂きたいものです。病院にワクチンをうちに来たときには子犬なのにがりがり・・・なんてこともあったりします。

その一方、大型犬の子犬が成長期に丸々太ってしまっていることもあります。大型犬は成長に時間がかかるため、骨の成長に合わせた体重の増加にしないと、骨の成長がきちんとうまくいかなくなってしまう場合があります。大型犬は小型犬以上に食事管理に気をつけてあげる必要があります。

また、ペットショップで言われて・・・ということで、子犬用の食事にわざわざ犬用ミルクやカルシウムの添加剤をあげている場合もあります。カルシウムって人間のイメージで体によさそうな感じがするのでしょうね。「カルシウム補給のために煮干しをあげている」という方もよくいらっしゃいます。カルシウムは確かに骨を作るために必要なものですが、成長期にカルシウムを採りすぎることで骨の成長が早期に終わってしまい、成長異常が起こりやすくなります。子犬用のドッグフードにはきちんとカルシウムの量が考えて入れられているため、必要以上に添加することはバランスを崩してしまい危険です。また煮干しも含めて過剰なカルシウムは尿中に排泄され、尿路結石症の原因となってしまいます。日本人はカルシウム不足が普段から言われているため、「カルシウム=いいもの」というイメージが出来上がってしまっているのでしょうね。何事もやりすぎはよくありません。

 

うちの月はいたずら好きな上に妙に器用。先日はゴミ箱に入り込んでいました。ゴミ出し直後で中身はなかったのですけど・・・どうやって蓋を開けて入ったのかは謎です。
071026tuki

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