犬を飼われている方には狂犬病の案内が市から届いているとおもいます。
狂犬病予防注射は4月から6月の接種が義務付けられていますので、昨年それ以降に接種している子も今年はできるだけその期間に接種してあげてください。接種時期が遅れると市から督促のはがきが届きますが、その葉書の送料や印刷代は税金が使われているはずです。みんなが送れずに接種すれば不要なものに税金が使われる・・・そんな無駄はできるだけ避けましょう。
狂犬病ワクチンの接種には｢ワクチン接種｣と｢注射済み票の発行・市への登録｣という業務があります。当院では札幌市小動物獣医師会に所属しているため、札幌市内にお住まいの方の注射済み票の発行・市への登録は当院で注射と一緒にすることができます。札幌市以外にお住まいの方は当院での注射の証明書をお持ちいただき、各市で手続きをしていただく必要があります。
狂犬病の予防接種は、受付でその旨おっしゃっていただければ身体検査をした後に接種させていただきます。当院にかかられている方は診察券をお持ちいただければカルテに身体検査の結果と狂犬病ワクチン接種について記載します。当院にはじめてかかられる方でも普段の健康状態に心配な点がある方は受付でおっしゃっていただければカルテを作成します。初診料など必要にはなりますが一緒にきちんと診察をし、必要があれば狂犬病ワクチンの接種より先に検査や治療をしたほうがいい場合もあります。
明らかに体調が悪い場合、病院に来てもすぐに注射できない場合もあります。
｢どうせ病院に行くからそのときに全部まとめて・・・」とすると、万が一病気があったときに手遅れになったりすることもあります。体調が気になるのであれば狂犬病ワクチン接種の前に一度病院にお連れください。