先日は当院で取り扱っているヒルズの疾患時の食事について、院内でセミナーをしていただきました。
病気のときに選択することの多いこれらの食事は、お薬の投与と並んで病気の管理には欠かせないものです。食事の偏りや食べなくてもいいものを食べてしまう・・・煮干しや牛乳、カロリーの高いものなど・・・ほとんどは犬・猫に非はないのですが・・・がもとで体調を崩すことは多くみられます。
ドッグフード「ではないもの」を主食としている子は昔と比べてかなり減りましたが、とっても安い大袋のフードを食べていたり、食べているものの半分くらいがおやつや人間のものということは今でもあります。
また、きちんと犬・猫の栄養学に基づいて計算されていない手作り食は大袋のフード以下の栄養組成です。
動物病院のスタッフは、栄養学の勉強をすることでその子その子に最適な食事を提案できるようにしておく必要があります。そのため、定期的にこうした勉強会を行っています。当院でおすすめする「処方食」にはそうした内容に基づいた処方が含まれています。
最近は一度お出ししたフードをネットで購入して続けている・・・という方が時々いらっしゃって、こちらがもう普通の食事に戻していると思った子が、特定の病気のときに食べるフードを何ヶ月も食べ続けてしまってた結果むしろ調子を崩してしまった・・・なんてこともあります。どうしても病院でご購入いただけない場合も、そのフードを続けているということをお教えいただけると助かります。