吐かせて大丈夫? | 札幌市清田区の動物病院 すぎうらペットクリニック

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吐かせて大丈夫?

うちの子(犬・猫)がチョコレートを食べちゃった!!というような経験はありませんか?

チョコレートや玉ねぎ、ティッシュペーパー、紐、さらには焼き鳥の串やボールまで、食べちゃってどうしよう・・・というお電話がよくあります。

 

チョコレートや玉ねぎなら食べた量によりますし、消化できないものであれば腸に入る前に取り出すことができればいいのですが腸に入って問題(閉塞や穿孔・・・刺さって孔を開けること)を起こすと命に関わります。食べた直後は広いいの中にあるのでそうした問題は通常起きませんから、「ケロッとしているから・・・」と様子を見ずにすぐに病院へ連れてきましょう。

 

一般的には食べて2時間以内であれば胃の中にとどまっている可能性があります。物によっては吐かせて出させたり、内視鏡で摘出したりと行った方法が取られますし、場合によっては手術が必要になる場合もあります。吐かせて出しても大丈夫なもの(大きさやモノ、形によって違います)の場合はおくすりを使って吐かせます。

昔は「オキシドール」や「塩」を飲ませて吐かせていた時代があるようで、今でもネットで検索するとこうしたものを飲ませろと書かれていることがありますが、オキシドールは胃の粘膜に重大な障害を引き起こすことがわかっていますし、塩は体内の塩分・水分バランスに問題を起こして命にかかわることもあります。物によっては吐かせることで食道に引っかかったり刺さったり、よりひどい問題を引き起こすこともありますから、絶対にやらないようにしてください。

 

こうした問題は夜に起こることも多いようです。「朝まで待とう」と考えずに、すぐに夜間病院へ連絡してくださいね。

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