歯科研究会 | 札幌市清田区の動物病院 すぎうらペットクリニック

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歯科研究会

人では医師と歯科医師が分かれていますが、犬や猫では獣医師がどちらもやります。実際に歯の疾患が体の疾患と関連していたり、口腔内の問題によって体の疾患に影響が出たりするので、どちらも一緒に見ることができるというのはメリットも多いと思っています。

しかし、犬の歯周病・口腔内の問題ほど厄介なものはないと、最近思っています。きちんと診断・治療するために全身麻酔が必要なことをなかなかご理解いただくことができないのは、人では全身麻酔が(抜歯などの場合を除いて原則)不要でできるからなのでしょう(それは人間が我慢できるからなのですが)。

そして、麻酔が必要以上に「なんか知らないけど怖くて寿命が縮むものである」と思われている方がいまだに多いのも原因の一つかもしれません。

 

そのため「磨けなくてもこれ一本で大丈夫!」といった胡散臭いものがたくさん合って、しかもそれがインターネットで簡単に買えてしまって、それを使ったらなんとなく良くなった気がしている間に歯周病が進行してしまって結局大変なことになって苦労することになります。

 

先日テレビのCMを見ていたら「動機・息切れをしたら○×をどうぞ」なんていうのが流れていましたが、「動機・息切れがしたらまず医者へ行け!」じゃないのかなぁと思ってしまいました。漢方っぽいものやサプリメントでいいようなものなのか、きちんとした治療をしなければいけないものなのか、その判断は自己責任でできるものなのでしょうか。

 

こんな企画の案内が届きました。歯科に興味を持つ獣医師の一人として、とても大切な内容だと思います。

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