膝蓋骨脱臼 | 札幌市清田区の動物病院 すぎうらペットクリニック

膝蓋骨脱臼 | すぎうらペットクリニック

011-887-4880
アクセスマップを見る

36号線と滝野御陵線の交差点から御陵線を南西に200m

Informationいぬとねこのための情報

膝蓋骨脱臼

小型犬でよく見られる整形外科疾患に「膝蓋骨脱臼」があります。

膝蓋骨は膝のお皿の骨のこと。正常では太ももの骨が窪んだ溝の中にはまっていて触ることはできますが動かすことは難しく、足を伸ばしても曲げても常にその溝の中にあります。「膝蓋骨脱臼」とは膝蓋骨がこの溝から外れてしまうこと。内側に外れることも外側に外れることもあります。

この膝蓋骨脱臼。小型犬では先天性の原因で起こることも多いと言われていて、普通に歩いたり走ったりしている子が身体検査をすると実はちょくちょく外れているのではないだろうか・・・あるいは、ほとんど外れていてはまっているときないんじゃないの?と言う子もいます。

外れ方がごく軽度の場合、日常的にははまっていることがほとんどな場合は「家では全く普通」という子もいますが、頻繁に外れるくらい溝が浅かったり周りの靭帯が緩かったりする子は、よく伺うと「時々スキップみたいにしている」とか、「時々足を伸ばして動きがおかしい時がある」とか、なにか症状があるんだけど認識されていないということもあります。

膝蓋骨脱臼はその程度やその子の体重、体格、正確などにより早期に治療(手術)したほうがいいかどうかが変わってきます。「歩けているから」と放っておくと、周りの他の靭帯を痛めたり、変形性関節症で歩行に支障をきたすようになったりしてしまうこともありますから、動物病院できちんと評価をしてもらい、手術をしないまでもきちんと管理が必要な場合はそれを守ったほうがいいでしょう。例えば生活環境の整備や体重・運動の管理、栄養管理などが大切です。それらをしないでおいていよいよ不自由がでてから「なんとかする」のは難しいものです。

 

なんとかしないと!!とならないうちに早めの対応を心がけてあげるのが一番です。

いぬとねこのための情報一覧へ >