医学でも獣医学でも、アレルギーや免疫といった分野の研究が進んでいます。
アレルギーは、「抗原」と呼ばれるある特定の物質（これはその子その子で違うのですが）に対して体が過剰に反応してしまう状態。花粉に過剰に反応すれば「花粉症」となるわけです。ではなぜ同じ花粉に過剰に反応する子と反応しない子がいるのか・・・これに対してはまだはっきりわかっていない部分も多いのですが、いわゆる「アレルギー体質（遺伝的なもの）」が強く関与していると言われています。また生活環境なども影響するようです。
最近では、同じものであっても「口から入ったら大丈夫」なのに「皮膚に触れるとアレルギー反応をおこす」といったこともわかっているようです。一時期「茶のしずく石鹸」というのが話題になりましたが、成分に含まれていたのは小麦。小麦を食べても平気な人が、皮膚に小麦を塗り続けた結果小麦アレルギーを発症してしまった・・・ということのようです。
犬では人間のように毎日オフロに入ったりしないことがほとんどなので、犬の皮膚に付着した様々なものは長時間皮膚に触れていることになります。粗悪なシャンプー、リンス、フードが口の周りに付着したり、場合によっては自分の皮脂（皮膚の表面に出た時点で酸化が始まり正常な脂ではなくなってしまう）でさえ長時間皮膚に触れているとトラブルを起こすもとになります。
そんなこともあり、「皮膚をきれいに保つ」ということが注目されています。
