子犬を家に迎えると、成長を確認しながらワクチン接種やら各種予防やらのスケジュールを考えます。人間の子供が順番に色々やらなければならないのと似ています。
生後週齢と関連してワクチン接種の予定を考えます。子犬・子猫期のワクチンで大切なことは「生後16週を過ぎる頃に1回ワクチン接種をすること」そして「それまでの間に3週間〜4週間に1回ワクチンを接種すること」です。
迎える前にペットショップやブリーダーですでにワクチンを打っていることもあるでしょう(現在の法律では生後8週までは販売も展示もしてはいけないことになっていますので、通常6周目くらいに最初のワクチン接種を終えてから迎えるのが一般的です。
迎える際に「あと1回」とか「あと2回」と説明を受けるケースも有るようですが、問題は「回数」ではなく「タイミング」です。生後16週までの間に3週間角で7週齢→10週齢→13週齢→16週齢と打てば「合計4回」です。
我が家の子犬たちも迎えたときにはすでに1回ワクチン接種を終えていました。そのため迎えて1週間ほど家に慣らしたり、体調の変化がないか見たりして、問題ないことを確認して1回ワクチン接種をし、その後16周担ったところでもう一度ワクチン接種をしました。
このように、子犬期のワクチン接種はちょっとややこしいですね。まず子犬を迎えたら、当院にご連絡ください。誕生日とこれまでの接種歴がわかれば、最適なワクチン接種プログラムをご提案することができます。