「がん」も最近はよく見られるようになりました。
体の表面あるいは内部にしこりができたらまずそれが「がん」かそうではないかをきちんと調べて、その上で治療が可能なものかどうか、どのような治療があるのかを考え、最終的にご家族と相談して「治療するかどうか」「するならどのような治療をするか」といったことを決めていただきます。
「がん」というだけで「もうどうしようもありません」という説明をされたというお話を聞くこともありますが、早期に発見すれば「治す」以外にもいろいろな選択肢がありますし、進行しても「何もできない」ということはありません。
私が所属している「小動物がん学会」でも、最新の治療はもちろんのこと、そうした治療ができないときにどうやって病気と付き合っていくかといったことが最近は研究されています。何を何処までするのか、よく考えてあげるようにしましょう。