犬でも猫でも、高齢になると関節の変形が進み痛みが出ることがわかっています。人間の膝の関節が痛む君を思うのと同じです。違うのは、犬や猫はなかなか痛みをはっきりと示してくれない事です。
犬では 12歳を過ぎると50%以上の子に変形性関節症が見られるとされています。症状として足を引きずる他に、動きが減ったり、段差を上がらなくなったり、喜んだりご飯をねだったりするときに以前ほど興奮しなくなったりといったことが起きます。睡眠のリズムが狂ったりすることもあるようで、日中よく寝るようになるといったことが見られる場合もあります。
猫でも 12歳を過ぎると70%に変形性関節症が見られます。足を引きずって歩くことが比較的少なく、高いところで上がらなくなったり、降りる時に大きな音がするようになったり、動かなくなることが多いです。また爪とぎをしなくなったり、毛づくろいをしなくなったりすることもよく見られます。
また爪とぎをしなくなったり、毛づくろいをしなくなったりすることもよく見られます。
病院で検診の際やワクチン接種の際の身体検査で、関節の不安定な可動域の減少、軋轢音などが見られる場合があります。こうした初期の変化を早めに捉え、進行して痛みが出たり歩けなくなったりしないようにしてあげることが必要です。
変形性関節症は、進行性の病気です。放置しておくと進行し、最悪の場合歩けなくなってしまっています。生活環境の改善、適度な運動、サプリメントの使用等でできる事はたくさんあります。
ちなみに、いずれは太っていることで8歳までに変形性関節症が起こる可能性がなんと8倍に❗️
肥満に関しては平均寿命が普通は13歳程度のところ太っていると10歳程度と山菜も短くなるというデータもあります。体重管理は若いうちからしておきたいものですね。