本日は日曜日で病院は休診でしたが、昼から夜まで行われたセミナーへ参加してきました。
1つ目は血液疾患のセミナー。特に貧血を起こす病気について、大学病院で血液を専門にやっている先生のレクチャーを受けてきました。当院でも様々な貧血の犬・猫を診る機会は多く、知識の確認になりました。人間の医療のように輸血のシステムが確立していない獣医療ではなかなか難しいところもあります。当院でも来院していただいていいる患者さんの中から若くて健康で大きな子数頭に協力していただいて輸血をすることもありますが、何度もたくさん血液が必要な場合は大学病院で実施してもらっています。今日のレクチャーの中には犬・猫用の「人工血液」の話も出ており、これが実現したら輸血の苦労もなくなるのかなと期待させられる内容でした(今すぐに実現は難しそうでしたが)。
2つ目はレントゲン検査の話。レントゲン検査は当院のような診療施設には無くてはならない検査です。CTやMRIといった特殊な画像診断装置は動物病院の場合、機械の設置費用、運営費用そして専門の読影が必要なことから一般的ではありません。そのような状況で、レントゲン検査(と超音波検査)は大切な診断のための武器。いかに有効に、無駄なくそれを使うかを学んできました。
どちらも明日からすぐに使える内容で、ためになりました・・・が、休みの一日しっかり勉強して疲れました・・・。今日は早く寝ることにします。