アメリカン・カールという猫ちゃんを知っていますか?
今人気のある猫のトップ3に入るのはスコティッシュ・フォールド。耳がたれているのが特徴的な(垂れていない子もいますが)耳の小さな猫ちゃんですね。
アメリカン・カールは耳がその逆。外向きに反ってカーブしているのが特徴です。
こんな感じ
スコティッシュ・フォールドもアメリカン・カールも、耳の軟骨に変形が起こる種類の猫です。これらの猫たちは、耳の変形と同時に耳の穴が狭くなっていることが多く、外耳炎を起こしやすくなっています。外耳炎だから掃除をしてあげようと思っても、耳の穴自体が狭くなってしまっていて、掃除にも苦労する・・・と言う子もいます。ご自宅でこまめに掃除をしたり、病院で定期的にきれいにしてあげたりしないと外耳炎がひどくなって余計耳の穴が狭くなってしまったり、かゆみが強くなってしまったりするので注意が必要です。
そもそも猫は耳掃除が嫌いなことが多いので、適切に掃除をするのもなかなか難しい場合もあります。
頭を振ったり、耳をかいたり、耳の中をみたら汚れがついている・・・なんて場合はあまり様子を見すぎないで病院へ連れてきてくださいね。
また、アメリカン・カールは(スコティッシュ・フォールドもそうですが)関節の疾患が多いです。軟骨の変形が耳にとどまらずあちこちで出てしまう子もいます。高いところへ上がれない、あまり動かない・・・などといった「おとなしい」ように見えるのが症状のこともありますので、気をつけてみてあげてください。