口の中の状態が悪いと気づいて気になるのは、臭いがしたり、さらに進行して犬や猫が口の中を自分で気にする姿を見たり、よだれや血液が見られたり、ものが食べにくいといった症状が出てからのことが多いです。
人間では、口の中の違和感は不快感が強く、比較的軽症の家から異常を感じ取ることができると思います。
しかし犬や猫では、そもそも口や歯の中の違和感を感じにくくできているようです。少しの異常でものが食べれなくなっては命に関わるためです。実際に、はが大きく根元からかけているのにけろっとしている犬や猫も意外と多いものです。
それに加え、多少の違和感があってもそれを表にあまり出しません。そう言われてみれば少し前から顔を擦り付ける様子が見えた…などといったことが、後からわかる場合もあります。
ですから、犬や猫の口の中を良い状態に保とうと思ったら、唇をめくってみるとか、口を開けてみるとかといった積極的なアプローチが必要です。その上で歯の表面を磨くとことをするのです。
ずっと何もしなかった犬や猫の口を急に開けて歯ブラシを突っ込むと言うのは、犬や猫からしてみれば恐怖以外の何物でもありません。口の中の管理をさせてもらうためには、まずは唇をめくり口の中に指を入れたり口を開けたいと言う行為そのものになるさせる必要があります。子犬の家から練習できれば1番良いですし、成犬になってからでも少しずつ気長にやってあげることで、させてくれるようになります。
できれば、口の中を触ることが楽しいことになると、毎日の歯磨きが楽しく長続きしますね。