いろいろな場面で、飲水量を増やしていただきたい時があります。慢性腎臓病や、尿路結石性などの場合です。
いくつか方法があるのですが、1番手っ取り早いのは缶詰のご飯に変えること。それだけで飲水量をかなり増やすことができます。そしてこれが1番効果的なことがわかっています。
とは言え、病状に適した缶詰のフードがない場合もありますし、缶詰よりもドライフードの方が好きと言う子もいて、なかなか思い通りにはいかない場合があります。
様々な理由で缶詰のご飯が難しい場合、フードに水やぬるま湯を加えてもらう方法があります。この場合、間違っても熱湯を加えてはいけません。フードの中の栄養分が壊れてしまうからです。
フードふやかすと食べないと言う子も意外と多く、また潤かすにはわりと時間がかかるのでなかなか忙しくて毎回は難しいと言う場合もあります。そういう場合には、フードに水をかけてそのままあげる方法をお勧めする場合もあります。
うちの犬も猫も、慢性腎臓病を持っていて飲水量を増やすためにフードに水をかけてあげています。どちらかと言うと、水にフードが浮いているような状態ですが、まず水を一生懸命なめ、それからフードを食べています。これでかなり引水量増やすことができますし、フードに加える水の量を測れば1日にどのくらい飲ませるかということもコントロールすることができます。
ふやかすとなかなか食べないと言う子も、これなら食べると言う子もいますので、ぜひ試してみてください。