病院では、その子その子の体の状態に合わせた食事をお出しすることがあります。病院専用の食事であったり、プレミアムフードがあったりする場合がありますが、食事を切り替える際には注意事項があります。
まず、どんなに良いフードだったとしても、食事がある日急に全て変わると言うのは体にとって負担になると言うことです。
そのため、原則現在食べている食事からゆっくり時間をかけて切り替えるようにします。
また、特に猫で多く見られますが、新しい食事をなかなか受け入れられないことがあります。それがおいしいとかおいしくないではなく、いつもと違うと言う事が気になる子がいるからです。
そういう子の場合は、今の食事と並行して新しい食事を使いながら時間をかけて切り替える必要がある場合もあります。ただ、慣れてくれれば特に問題なく食べてくれる場合も比較的多く見られます。
いちど上げてみて口をつけなかったから嫌いと判断するのではなく、少しずつならしてあげるつもりで慌てないでゆっくり試してみてあげてください。料金によっては食事の変更だけでかなりコントロールできるものもありますし、未病の段階であれば食事管理は非常に重要です。
市販のフードの中にもそれなりに良いものはありますが、きちんとデータに裏付けられているフードを見つけるのは簡単ではありません。当院で扱っているフードは、私たちが中身を確認し安心して使えるものだけになっています。
食事は体を作るための大切な材料になります。
フードの良さはある程度価格と比例しています。少なくとも安いフードは原材料でコストダウンするしかありません。どんなフードをあげるかはきちんと考えてあげられるといいですね。
