急性腎不全は、その名の通り「急に」腎臓が悪くなって腎臓の機能が「不全」になる病気。
薬や薬物を摂取したり、感染症になったり、結石に寄って尿路が閉塞したりといった原因が存在することが多いですが、その原因がわからない場合もあります。
一般的にできる治療は点滴をして腎臓の血流量を確保し、原因物質があれば体からの排出を促す。結石や腫瘍など閉塞する原因ンがあれば可能であればそれを取り除く、感染症の治療をすると行った原因を取り除いて腎臓の機能を改善させることを期待する治療になりますが、原因や腎臓のダメージに寄ってはどんなに頑張っても難しいことがあります。
急性腎不全の初期には腎機能の回復がある程度期待できますが、障害が進むと機能の改善も難しくなってしまいます。
最近では犬や猫に対して「透析」をすることも不可能ではなくなってきました。当院では行っていませんが、近隣に設備とスタッフを整えて実施している病院があるため、希望があればそちらを紹介して処置してもらうようにしています。それでも「絶対治る」ということがない怖い病気です。
急性腎不全は様々な原因物質でも起こります。ぶどうを食べてなってしまうなんてこともありますので、普段からの環境整備が非常に重要です。