「犬の数が減って、猫のほうが飼われている数が増えた」と言われるようになってきましたが、実際に猫との生活はどんなものでしょうか。
猫にもいろいろな種類がありますが、統計では「純血猫」と「雑種猫」の割合は8:2くらいのようです。犬よりも雑種の比率が圧倒的に多いですね。
日本で完全に室内だけで生活している猫は84%。当院にかかられている猫ちゃんは98%室内だけです。これは地域柄もあると思います(都会のほうが比率が高い)。
残念ながら病院に喜んできてくれる猫はほとんどいないのですが(犬は比較的いるんですよ。病院に喜んで入ってくる子が(^^))、病院に連れてくるのが「大変」という方のお話を聞くと、家でキャリーケースに入るのを嫌がるという方が結構多いようです。たいていみんな診察室では「カゴから出ない!!」と頑張り、帰りは喜んでキャリーケースに入って帰っていくのですけどね・・・家では入りたがらないようです。
キャリーケースを見ると隠れちゃうという子もいますから、先日書いたように普段から見えるところにキャリーケースを置いておき、「見たら逃げる」という状況を作らないようにしておく工夫は必要そうです。
ちなみに、猫と生活する上で必要な費用は年間10万円程度だそうです。フード代、トイレやおもちゃなど、そして病院にかかる費用も含まれてこのくらい。一月1万円弱は皆さんのイメージとしてどうでしょう。室内猫の平均寿命は15〜16歳程度とすると・・・猫の一生を預かるのは高いですか?そうでもないですか??