犬のマダニ予防 | 札幌市清田区の動物病院 すぎうらペットクリニック

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犬のマダニ予防

この時期、ちょっと藪に入るとものすごい数のダニがいますね・・・予防せずに入られません

▼マダニってどんな寄生虫?
マダニは足が8本(若いダニは6本)あり、動物の血液を栄養源として生息している節足動物です。吸血前の成ダニで約3mm、吸血後には約10mmもの大きさに膨れ上がるため、多くの場合は肉眼で確認することが出来ます。

▼マダニのライフサイクルは?
マダニは「幼ダニ→若ダニ→成ダニ」と成長をしていきます。犬に寄生したメスの成ダニは、お腹いっぱいに吸血すると産卵のために地上へ落下し、約3,000個もの卵を産みます。孵化した幼ダニは動物に寄生し、約1週間吸血をしたのち、落下して地上で脱皮を行い若ダニへと成長します。若ダニも幼ダニと同じように約1週間吸血し、落下して脱皮を行い成ダニへと成長します。そしてまた宿主へ寄生をして吸血する、というサイクルを繰り返しています。

▼どこから寄生をするの?
マダニは日本全国どこにでも生息をしていますが、特に森や山、草むらなどを好み、公園や河原などのあらゆる草むらの中に身を潜めています。通りかかった犬にすぐに寄生できるように待ち構えているのです。実際、ほとんど家から出ないけど病院に来るのに歩道を歩いてきた・・・という近所のチワワちゃんが、来院したらダニが食いついていたということがあります!!

▼寄生されたら、、、
マダニに寄生されると、吸血されるため「貧血」になったり、マダニが媒介する「犬バベシア症」「ライム病」、近年では「ダニ媒介性脳炎(札幌市内・近郊でも見つかっています)」「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」などに感染する恐れがあります。もしもマダニの寄生を見つけたら、無理やり引っ張って取ろうとせずに、病院で診てもらいましょう。無理やり取ると、マダニの体がちぎれ頭だけが残ってしまう恐れがあるのです。
マダニから守るためにも、定期的な予防を行いましょう。そして、お散歩などで草むらに入った時には、ブラッシングなどでマダニがいないか確認してみてくださいね。

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