犬や猫の認知症 | 札幌市清田区の動物病院 すぎうらペットクリニック

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犬や猫の認知症

高齢な犬や猫では、行動の変化、生活リズムの変化などが見られることがあります。通常の加齢に合わせてもある程度起こりますが、過剰に見られる場合には認知症を疑う場合もあります。

病院に来院される子たちを見ていると「もう高齢だから仕方がないと思っていた」と生活リズムが逆転して夜中に徘徊したり鳴いたりする犬に付き合って生活していたが、人間のほうが疲弊してしまって・・・ということもあります。

実際にはそうなるずっと前から、人の呼びかけに無関心になったり、なにかに執着して舐め続けたり、朝起きずに昼ごろまで寝ていたり、人がいないとウロウロ探し回ったり・・・といった様々な症状が見られていることも多いものです。ある程度早い段階から生活リズムや食事内容などに気をつけておくことで、進行を遅らせることもできると言われています。

 

ちなみに、低品質なフードを食べている場合と病院でおすすめする高齢期用の食事を与えている場合で認知症の発生率が2.8倍も違ったという報告も出されていて、食事・栄養管理が大切なことを改めて教えてくれます。

 

愛犬・愛猫と楽しく過ごしてきて、健康に歳をとって迎える高齢期。場合によっては介護のような状態にあることもあります。進行して困り果ててしまう前に、そうならないような手立てを考え、実践しておくことができれば、最後まで楽しく愛犬・愛猫と過ごすことができますよ。

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