当院では愛犬・愛猫の成長や健康状態に合わせた栄養相談を行っており、必要に応じて必要と思われるフードをおすすめする機会もあります。病院である以上、製品の栄養バランスはもちろん、材料から製法などに至るまで、信頼できるものをおすすめしているのですが、常に新しく更新されるフードや栄養学を学ぶためのスタッフ向けの勉強会も行っています。
今回は最近気になっていた日清製粉が作っている国産の療法食「JPスタイル」の勉強会を行いました。
このメーカーのフードが良い点はいくつかありますが、その中でも
・フードが必要に応じて小分けされていて、開封後短期間で食べ切るようにできている
開けたてのフードは食べがいいけど時間が経つと食べなくなってしまう・・・と言う子は結構多いですね。それを配慮した作りになっています。
・プロピレングリコールを使わない半生タイプのフードもあり、指向性がとても良い
これまで「半生フードをあげています」という方にはドライフードか缶詰のフードにしたほうがいいですよとおすすめしていましたが、ついに病院でおすすめできる半生タイプのフードが登場!添加物に頼らない半生フードは画期的です(そのかわり開封後は速やかに消費する必要がありますが)。
・指向性が高く、療法食を食べていてもおやつとしてあげられる製品もある
病気の治療をするためにおやつはだめですよ・・・となることも多いのですが、療法食と同様の成分で美味しいおやつがあるので我慢が一つ少なくてすみます(^o^)
といったところが気に入った点です。取扱を始めていますので、機会があれば皆様にもおすすめするかも知れません。
療法食は病気治療の補助としてとても有用ですが、ものによってはいつまでもつづけるべきではないタイプのものもあります。ネットやホームセンターで買わずに動物病院で相談しながら購入してほしいと思います。