けいれん発作 | 札幌市清田区の動物病院 すぎうらペットクリニック

けいれん発作 | すぎうらペットクリニック

011-887-4880
アクセスマップを見る

36号線と滝野御陵線の交差点から御陵線を南西に200m

Informationいぬとねこのための情報

けいれん発作

病院に来る方が発作と言う表現をされるときには、いろいろなものが含まれています。体が震えるようなものや咳が続くようなもの、それからいわゆるけいれんと呼ばれるようなものがあります。

けいれん発作は、様々な原因で起こります。1つが脳内の問題、他に内臓などからくる代謝性疾患や、場合によっては心臓からの症状も似たような症状起こすことがあります。

多くの発作は、おかしいと思って病院に連れて行こうと思ってるうちにおさまったり、病院まで移動する車の中で落ち着いたりします。また場合によってはご自宅でおかしいと思ってもすぐに収まってしまうため、発作だと気づかれない場合もあります。基本的に発作は長引けば長引くほどよくありません。

発作で来院される場合、病院にご連絡頂いた時点では上記のような様々な原因を疑って対処できる準備をします。実際にいらしたときの症状や検査からある程度絞り込みますが、脳の中を調べるためにはMRIのような特殊な検査が必要なので、そうした検査が必要な場合は検査可能な病院をご紹介します。そこまでしても原因がはっきりしない場合もあります。

けいれん発作は、5分以上続くとそれ自体が脳の異常を引き起こす原因になると言われています。いきなりそれより長い発作が起こる事は多くはありませんが、初めて発作を見るとそれが短い時間であってもすごく長く感じると思います。

もし朝を見かけたら、まずは落ちたりぶつかって怪我をしたりするようなもののないところにおいてあげましょう。もし気持ちに余裕があれば、携帯電話の動画なので様子をとっていただくとその後の診断の助けになります。実際に発作になってしまった状態では、触ったり名前を読んだりしてもそれが発作を短くすることがないと言われています。

上記のことをやってる間に発作が収まることもありますが、いずれにせよまずは動物病院に連絡をしましょう。日中すぐに連絡がつく場合はいちど診察を受けるようにしてください。連絡がつかない夜間の場合は、できるだけ夜間病院を受診するようにしましょう。また休診日であれば協力病院会の病院もご利用いただけます。発作から時間がたっていないほうが身体検査で異常が見つけやすい場合が多いですし、一度の発作のあとに続けて何度も発作が起こったり、発作が途切れなくなって長くなる「重責」の状態にもあなりやすくなってしまいます。

発作は原因によっては命に関わりますし、お薬等でのコントロールが必要になってくることもあります。いちど発作が起こるとその後続けて発作が起こる場合もありますので、落ち着いたからといって様子を見ないようにしてください。

いぬとねこのための情報一覧へ >