札幌も暖かくなってきました。ダニに噛まれて来院する子は増えてきて、先日は7匹もつけてきた子がいました！ うちのチワワでもちょっと広い公園に連れて行くとダニが登ってきているのを見つけることがあります（予防薬を飲ませていますが、ダニが登ってくるのまでは予防できませんので、見つけたら払い落としています）。
5月も中盤に差し掛かり、最近はフィラリア予防薬を取りにいらっしゃる方も増えてきました。フィラリア予防薬の投与はその前に必ず血液検査が必要となり、一緒に健診のための血液スクリーニング検査を実施する方が多くいらっしゃいます。
「スクリーニング検査」とは、検診のため、あるいは総合的な評価として広く網を張って異常を探すための検査です。そのため、基本的には項目や目的臓器を絞っての検査ではないため、検査項目はそれなりに多く実施することになります。
そこで異常が見つかったら、必要に応じてさらに詳しい検査をすることになります。
成犬になって初めてスクリーニング検査を実施する子の場合、今回の検査だけではなく前回あるいは過去の検査結果と比較するとよりわかりやすく、意義のあるものになります。ただ、過去の検査結果が手元にないとか、あっても項目数が少ないこともあり比較できない場合があるのが残念です（当院で実施している場合はそのデータはカルテ状に残っているので問題ありませんが）。
健康な時にこうしたデータを積み上げておくと、何かあった時に比較する時に有用です。是非スクリーニング検査を受けて、手元にデータを残しておいてくださいね。
