国内で狂犬病が発生 | 札幌市清田区の動物病院 すぎうらペットクリニック

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国内で狂犬病が発生

愛知県で狂犬病が発生したというニュースがありました。

フィリピンで昨年9月に犬に噛まれたのが原因ということでした。日本では50年以上動物の狂犬病発生は確認されていませんが、例えばフィリピンでは今でも毎年250人前後で狂犬病が発生しています。

狂犬病に感染している犬に噛まれた場合、何も症状がなくてもすぐに対処しておかないと、症状が出てから治療をするのは難しく、死亡率は100%です。通常数カ月以内に発症すると言われていますが、今回は8ヶ月も経過してからですし、1年以上経過してから発症した例もあるようです。

日本で生活していると「犬」から「病気がうつる」という意識が低くなりがちですが、もし海外へ行く機会があれば、飼い主がはっきりしていて予防接種をしていることがわかっている場合を除いて、気軽に犬と接触することは避けるべきです。

 

日本は狂犬病の清浄化に成功して、島国のおかげで新たな発生を防ぐことができていますが、同じような状況の台湾で発生した事例があります。日本でも海外からの輸送コンテナに迷入した動物や外国船に乗った犬からの発生は以前からその可能性を指摘されていて、いつまでも安全な状況でいられるかは分かっていません。

 

感染症の怖さは今回のCOVID-19で嫌というほど感じましたが、世界にはまだまだ狂犬病があることを忘れてはいけません。

厚生労働省のHPにも注意喚起がありました。

 

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