マダニの被害 | 札幌市清田区の動物病院 すぎうらペットクリニック

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マダニの被害

マダニは公園や草むらなどに潜んでいて、犬が通りがかった時にくっつき、吸血をします。この5年ほどの間に気温が上がったためか発生が非常に増え、当院の近所でダニをつけてくる・・・といったことも増えました。

 

マダニは最近は人間の「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」という病気で有名になりました。犬ではSFTSが発症したという報告はありませんが、よくわかっていないだけなのかもしれません。以前からライム病などの感染症がダニによって媒介されることはわかっていますし、犬がダニに食われるとその後がしこりになって残ったり炎症を起こしたりするので予防するにこしたことはありません。

 

ダニの予防薬にはいろいろな種類のものが出ています。以前からあるものはスポットオンという背中に垂らす液状のもの。この他にスプレータイプや飲み薬タイプのものがあります。同じようなお薬でも成分にいろいろな種類があます。
ホームセンターでも予防薬と称するものを売っていたりしますが、成分は農薬に近いもので猫には非常に危険な成分が入ったもの、人間が取り扱うにあたり注意が必要な物もあります。

 

家庭環境、同居動物、お散歩コースなどにより最適なお薬を選んであげてください。当院の周囲ではゴールデン・ウィークにはダニの発生が増えて「ダニに食われた」という来院が目立つようになります。そのため4月に入ったら、ゴールデンウィーク前に予防薬投与することをオススメしています。

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