高齢期の疾患 | 札幌市清田区の動物病院 すぎうらペットクリニック

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高齢期の疾患

犬も猫も、高齢な子が増えました。

当院も20年目を迎えました。当たり前のように、15年前に子犬・子猫で来てくれていた子たちが元気で長生きしてくれて高齢期に入ってきています。またそれと同時に、これまで予防注射で近所の病院に行っていたと言う子が、高齢になって体調が悪くなってきちんとした病気の診断・治療を希望して来院していただいたり、他の病院で経過が不安でその確認を希望して来院されたりといったことも増えてきました。

特に当院が力を入れている「腫瘍」や「歯科」といった分野は高齢になるほど問題となってくることも多く、若い頃は気にならなかったものが急に気になって・・・と来院される方もいらっしゃいます。

 

高齢期にはこの他に、心臓疾患、腎臓疾患、脳疾患なども多くなります。

特に心臓疾患や腎臓疾患は、定期的に健診をお受けいただいていると症状が出るよりも早期に見つかることも多く、そのような場合は見つかったところから適切に治療を始めるといい状態を長く維持できる場合も多くあります。その逆に、症状が見られるようになってしまうとそこから状態を改善したり、いい状態を保つのが難しい場合もあります。

また、脳疾患の場合症状が突然出ることもありますが、睡眠時間の変化や行動の変化といった軽微な変化がゆっくり進んでくる場合もあるため、普段のご自宅での様子の観察が大切です。「なんかへんだな」と思ったときにお気軽にご相談いただけるといいでしょう。

 

人間と同様、高齢になれば病気が増えるのは仕方のないことです。体の変化と上手に付き合っていくために、できれば「調子が悪くなってから病院を探す」のではなく、「調子のいい時の様子を病院に知っておいてもらう」くらいのつもりで連れてきていただけると、こちらも軽微な変化に気づくことができます。

小型犬や猫では7歳ころからシニア期に入ると言われています。今や犬や猫の一生の半分はシニア期。体の状態に合わせたケアを上手にしてあげられるといいですね。

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