太った猫はコロコロして見た目は可愛いですよね。
とはいえ、太っていることで体には負担がかかっています。
大規模な調査で、
・体重が標準より重い猫では四肢や腰を痛めて病院に行くことが標準体重の猫の2.7倍
・肥満の猫ではそれが4.9倍
多くなるそうです。
ちなみに、体重が標準より重いと糖尿病のリスクが3.9倍、皮膚炎(非アレルギー性)の罹患率が2.3倍なのだそうです。
猫では四肢や腰を痛めた場合に「足を引きずる」とか「あるきかたがおかしい」ことは少なく、動かなくなったりグルーミングをしなくなったりといった行動の変化が出ることが多く、「症状があるのに家族に気づいてもらえていない」ということも多々あります。実際には6歳以上の猫の60%以上に関節の異常があると言われています。
猫でよく見られる症状は下のとおりです。
異常をきちんと見つけてあげること、その原因を調べてあげることで、痛みを軽減し、健康寿命を伸ばしてあげられるといいですね。