全身麻酔下での口腔内検査と治療 | 札幌市清田区の動物病院 すぎうらペットクリニック

全身麻酔下での口腔内検査と治療 | すぎうらペットクリニック

011-887-4880
アクセスマップを見る

36号線と滝野御陵線の交差点から御陵線を南西に200m

Informationいぬとねこのための情報

全身麻酔下での口腔内検査と治療

プードルのCちゃん。4歳で歯磨きもそこそこしていただいているようですが、臭いがしてきたこと、歯肉の後退(こうなったときは顎の骨も後退している)がみられていることから全身麻酔下で詳しい検査と治療をすることになりました。

この奥歯のような状態になってしまうと、顎の骨が溶けて歯の根元が露出し始めてきています。この奥にもう1本歯がありますが、その歯はグラグラしていました。

また、その右側の青矢印部分は本来は歯がもう一本あるはずですが、足りません。Cちゃんの年齢や周囲の歯肉の状態、そして顎のレントゲンを撮って確認したところ、元々はが1本足りない状態であることがわかりました。

歯が足りない場合、出てこないで歯茎の下に埋まったままになっている場合、今後生えてくる可能性のない歯であれば早急に抜歯をしてしまった方がいいです。歯原性嚢胞という厄介な状態になると顎の骨が溶けていってしまいます。歯の数をきちんと評価し、足りない場合は顎のレントゲン写真を撮らなければ確認することができません。

 

また、前歯もこんな感じでした。

歯肉が下がったところに歯垢と被毛が張り付いています。こういう子、結構多いので注意が必要です。

歯と歯肉の間の溝に被毛が入り込むと歯肉を傷つけて歯周病が進行する原因になります。Cちゃんの青丸のついたこの歯は動揺し始めていました。

 

まだ4歳のCちゃんですが、この状態を放置しておくとどんどん進んでしまうので今回処置を行いました。リセットしていい状態を作り、頑張って歯磨きをすることで口の中をいい状態に保つようにしましょう。

 

 

 

いぬとねこのための情報一覧へ >