医療用レーザーには皮膚表面の蒸散の他にもいくつかの有用な使用法がありますが、その一つが局所の痛みや炎症のコントロールです。
レーザー光には痛みと炎症を緩和し、創傷治癒を早める効果があることがわかっています。痛みのある部位の周囲を含め5分程度の照射を行います。レーザー光は組織の深部まで達するので、筋肉や関節といった体の中にも効果が期待できます。薬の投薬と違い副作用の心配がなく、また鎮痛剤などとの併用も可能です。
傷の回復を早める
関節や背骨の痛みを軽減する
鼻炎や外耳炎の症状を改善する
などといったことに用いられます。
効果は比較的早く現れますが、しっかりと効果が得られるには毎日〜数日に一回の処置を行います。