「変形性関節症」というのは、加齢に伴う関節の疾患です。12歳以上の猫の90%に存在すると言われています。12歳だと人間にすると65歳くらい。人が歳をとって膝や腰が痛くなるのと同じようなものですが、驚くのは1歳以上の猫の74%にもあるということです。
猫の変形性関節症はそんなに多いのにあまり知られていません。それは「猫は痛みを表に出さない」からです。猫は痛いのに足を引きずって歩くことがあまりありません。どちらかというとじっと動かなくなると言われています。
「うちの子はおとなしいなぁ」と思っていたら、実は痛いのを我慢していた・・・なんてこともあるのです。