ペット保険のアニコムが定期的に犬や猫の疾病についての統計を発表して
いますが、その中に犬の腫瘍疾患に関連したものがありました。
それによると、4歳〜12歳の犬の死亡率の原因として最も多いのは腫瘍だった
ということです。
さらに、その腫瘍の罹患率を雌雄別・犬種別に見たものが以下のものです。
腫瘍の種類によっても差があることが考えられますが、当院の傾向からすると
雌は高齢になるほど乳腺腫瘍のリスクが高くなり、その分の差が含まれている
ようにも感じます。
レドリバー系の犬種は以前から腫瘍が多いことで有名ですが、パグや
フレンチ・ブルドッグは最近は肥満細胞腫が見つかることも多いですね。
犬種や性別などからなりやすい病気の傾向などを知っておくことは、
健康管理に有用な情報だと思います。腫瘍疾患は表面からみて分かるもの
ばかりではないので、検診を受けたり、定期的な健診で変化を確認したり
することが早期発見に役立つこともあります。
人間でも病気での死亡率のトップはがんですから、犬も人も変わらぬリスクを
背負っていることになります。
気になるしこりを見つけたり、きちんとした検診を受けたいときは、
札幌市清田区の動物病院 すぎうらペットクリニックへ。