猫の関節疾患の効果的な新しい治療法〜ソレンシアという選択 | 札幌市清田区の動物病院 すぎうらペットクリニック

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猫の関節疾患の効果的な新しい治療法〜ソレンシアという選択

犬や猫の治療に使う薬は、以前はほとんど人間用の薬を犬・猫に合わせて使用していましたが、だんだん「犬用」「猫用」といった薬が販売されるようになり、便利になってきました。

犬・猫用の薬は人間の薬と比べて比較的比較的高価になってしまいますが、その代わり犬・猫の好きな味がついていたり、投与しやすい剤型になっていたりと工夫が凝らされています。特に猫では投薬が難しいというご家族も多く、飲み薬での治療ができないこともあります。そんな中、ある意味究極の薬として、一度の注射で長期間効果が期待できる薬というのも開発されるようになってきています。

薬を嫌がる猫のイラスト

 

猫への投薬で苦労したことがある方も多いのではないでしょうか。

 

 

 

そうしたお薬の中に、関節疾患に苦しむ猫ちゃんのための新しい治療薬「ソレンシア」があります。

猫の関節疾患とは?

猫も人間と同様に、関節疾患を患うことがあります。特に高齢の猫では、関節炎や変形性関節症といった関節の問題が見られることが多いです。関節疾患の主な症状には以下のようなものがあります:

  • 動きが鈍くなる
  • 高い場所に飛び乗るのを嫌がる
  • 歩行時に足を引きずる
  • 触られることを嫌がる
  • お座りや立ち上がりに時間がかかる

これらの症状は猫にとって大きなストレスや痛みを伴うため、適切な治療が必要です。

ソレンシアとは?

ソレンシアは、猫の関節疾患の治療に効果が期待できる新しい薬剤です。具体的には、モノクローナル抗体(mAb)を利用しており、炎症を抑え、痛みを軽減する効果があります。ソレンシアは、関節炎などの炎症性疾患に対して特異的に作用するため、従来の治療法よりも効果的かつ副作用が少ないとされています。

ソレンシアのメリット

  1. 即効性と持続性: ソレンシアは投与後比較的早く効果を発揮し、長期間にわたって痛みを軽減します。これにより、猫の生活の質が大幅に向上します。
  2. 高い安全性: 従来の非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)に比べて、副作用のリスクが低いことが確認されています。特に肝臓や腎臓への負担が少ないため、長期的な使用にも適しています。
  3. 簡単な投与方法: ソレンシアは皮下注射で投与されるため、飼い主にとってもストレスが少なく、動物病院での定期的なケアが可能です。

予防注射をする猫のイラスト

投与の手間が少ない代わりに副作用やリスクがあっては使用を躊躇してしまいますが、飲み薬と比べて安全性も高く副作用もないということになれば、使うデメリットはほとんどありませんね。

実際当院でも、慢性腎臓病の15歳の猫ちゃんや、19歳の脊椎疾患の猫ちゃんに投与して良好な結果が得られています。

ソレンシア治療の流れ

  1. 診察と診断: まずは、獣医師による詳細な診察と診断を行います。関節疾患の程度を評価し、ソレンシアが適切な治療法かどうかを判断します。
  2. 初回投与: ソレンシア投与は動物病院で行います。投与後は、猫の反応を観察し、必要に応じて追加の治療を計画します。
  3. フォローアップ: 定期的なフォローアップを行い、治療の効果を確認します。猫の状態に応じて、継続的な治療計画を立てていきます。

猫を検診する獣医のイラスト

まとめ

関節疾患に悩む猫とって、ソレンシアは新しい希望となる治療法です。12歳以上の猫の90%に間接の病気があると言われています。最近活動性が落ちてきたなぁと感じたら、当院にご相談ください。

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