こんにちは、すぎうらペットクリニックです!
先週、当院ではスタッフ向けに勉強会を開催しました。
【勉強会の内容】
今回のテーマは「マダニが媒介する病気とその予防法」。
講師を招いて、マダニに関連する以下のような情報を深く学びました。
・マダニが引き起こす代表的な病気
北海道特有の感染症リスク「ダニ媒介性脳炎」
札幌近郊では、「ダニ媒介性脳炎」という深刻な病気が懸念されています。この病気は、マダニに刺されることでウイルスが体内に入り、発熱や神経症状を引き起こし、致死率も高い病気です。犬や猫だけでなく人間も感染するリスクがあります。
当院では、こうしたリスクを踏まえ、早めの予防と定期的なケアを推奨しています。特に効果の高い予防薬を使用することで、リスクを大幅に低減することが可能です。
・犬や人の体にマダニをつけて帰宅すると、家の中で落ちたマダニが繁殖するリスクがある。
マダニは一度に3000個もの卵を生みますが、必ずしも草むらだけでなく、家の中の物陰で生むこともあるんだそうです・・・想像するだけでも恐ろしい・・・
・予防のための最新知識と効果的な対策
【新たな予防薬導入の検討】
今回の勉強会で得た情報をもとに、当院ではマダニ予防薬のラインナップを見直す予定です。
これまで滴下薬としては「フロントライン」を、内服薬としては新世代の「ブラベクト」や「クレデリオ」をご提供してきました。
しかし、新たに有効性・安全性が高いとされる滴下薬が登場しており、これを導入することでさらに安心していただける予防法を提供できるのではと考えています。
今後、より詳細な情報を収集しながら導入の可否を慎重に検討してまいります。
【まとめ】
今後もスタッフ一同、知識を深めて安心してご利用いただける環境づくりに努めてまいります。