マダニは先月から活発に吸血を始めていますが、フィラリアはまだこれから。
暖かくなって活発になったマダニに食いつかれたこの来院がちらほら。予防薬をつけてないとやっぱりマダニがついてしまうことを実感します。
うちの子犬たちも散歩に行くようになったのでまだに予防薬を投与。5月分を投与する季節ですが、ゴールデンウィークに本州に連れて行ったらもうすでに蚊が飛んでいて吸血された(人間が)ので、フィラリア予防薬の投与も必要になりました。
マダニ予防薬は投与してから予防の効果が出て、お薬によりますが1ヶ月または3ヶ月の効果があります。
フィラリア予防薬は「予防薬」と言っていますが「駆虫薬」です。フィラリア子虫に感染した犬が「フィラリア症」になる前に「駆虫」して「病気を予防」するための薬なので、蚊に刺される前に投与する必要はありませんし、投与しても意味がありません。蚊に刺された時にフィラリア子虫に感染したとして、その小虫が少し育った頃に駆虫薬を投与するのが最も効果的です。
なので、フィラリア予防薬を用意してうっかり早く投与してしまうと、最後の予防薬が足りなくなってしまうのでご注意ください。
予防薬は指示されたタイミングできちんと飲ませてもらって初めて効果がちゃんと出ます。
間違って早く飲ませてしまった場合はご相談ください。