8月に入っても暑い日が続きますね。動物病院の予防シーズンは一段落しはじめ、一時期よりはゆっくりと診察ができるようになってきました。
昨日は、ブリュッセルグリフォンのGちゃんが来院されました。おうちが少し遠いので予防が近くの病院にされていると言う事でしたが、陰睾ということがわかって、去勢手術を考えて手術をするならこちらでと、はるばるお越しいただいたのでした。
陰睾とは、通常生後2〜3ヶ月までに陰嚢に収まるはずの清掃が、片側もしくは両方収まっていないもの。すぐに問題になる事はありませんが、大人になってから精巣の腫瘍になる可能性がとても高く、早期に去勢手術をしておく必要があります。
また、通常の去勢手術と違い、精巣の位置により内股やお腹の中にある精巣を取り出す必要があります。
Gちゃんは身体検査と血液検査の結果から、精巣がお腹の中にあることが確認されました。同時に全身麻酔に影響する問題は見つからなかったため、手術の予定を入れていただきました。手術をして精巣を摘出してしまえば、今後腫瘍になる心配をしなくて済みます。
