ふんわりした長毛のネコちゃんがのんびり過ごしている姿は、見ているだけで癒やされますね。
長毛の猫は可愛いのですが、毎日のお手入れが欠かせません。特にブラッシングは「毛玉ができたらする」のではなく「毛玉ができないように普段から」して上げる必要があります。乾燥する冬はブラッシングの際の静電気にも要注意。静電気を予防するスプレーを使うなど、猫に嫌がられないように配慮してあげて下さい。
毛玉ができると猫の皮膚が常に引っ張られ、皮膚が悪くなる原因になります。また体を触られるのを嫌がる原因にもなるようです。無理に引っ張るのはやめましょう。またひどい毛玉をハサミで切って取る場合もありますが、猫の皮膚は伸びて毛玉との境がわかりづらくなっていますので、注意してあげて下さい。「毛玉を取ろうと思ったら皮膚を切ってしまって・・・」と言って来院される事件が時々起こります。
自宅でどうにもならなくなったら、仕方がありませんのでバリカンで毛を短く刈ってあげましょう。部分的であれば病院でやる場合もありますが、全身となると時間がかかりますので病院では通常お引き受け出来ません。ネコのトリミングをやっているショップに問い合わせてみてください。
猫の性格によっては毛を刈るにも全身麻酔が必要になる場合があります。そうならないように、普段から手入れを怠らないようにしてくださいね。